でも、グレーのネコが夢枕に立ってしまったので、「こんなのがいるんだけど？」と、グレーの子猫を紹介されたら、これが運命というものだと思った（勘違いかもしらんが）。フクはグレーだけでなく部分的に白も入っているので、ま、光線の具合によっては、白黒ネコに見えないこともない。

　９月に自宅の一部改装をした後に、リビングのソファも更新した。前のがマスタードイエローで、色的に落ち着きがなかったという反省があったため、この度の色選択には慎重になった。ソファ一つ買うのに、色見本取り寄せ二回、ショールーム訪問三回、構想、足かけ５年くらい。で、マイルドな感じのグレーの張り生地を痛く気に入り、次はこれしかないと思って導入した。やって来た実物は本当にいい感じで、座り心地も私好みの固めである。嬉しい〜。

　リビングの床はこのソアの色に合わせて、チャコールグレーのカーペットを全面に敷いた。床の仕様はフローリングが流行りだが、足にやさしい、どこに寝転がってもリラックスできるカーペットが好きなのであった。それに、カーペット敷きは階下に響く生活音も軽減される。

　そんなグレー主流の部屋に来たのが、グレーの子猫である・・・。あんた、思いっきり保護色やん。

　保護色ネコも、飼い主が選びに選んだソファを気に入ってくれ、ソファに溶け込んで昼寝したりする。が、人がこれに座っていると襲って来る。足を食うわ。手を食うわ。ソファって低めだから、ネコにとってアプローチが簡単だ。人間はソファに座っているときは、手足の防御のために猫じゃらしを振るはめになり、ソファはリラックスアイテムではなくなったのであった。

　私がニューソファに寝転がって、極楽気分で読書をしたのは、beforeフクの一か月ちょい。今ではフクに襲われないよう、椅子にきちんと座って読書しておる。勉強かっ！

　床をカーペットにしたのは、フクにとっても正解だった。勢いよく走り回るのに、足のグリップがいい。寝室のフローリング床の上だとカーブが切れなかったり、足が空回りしたりしている。カーペットはネコが走ったりジャンプしたりの音も多少抑えることができているだろうと期待する。階下のオバサンは超神経質なり。

　寒くなってきたので、先日、ソファ前にホカペを敷いた。ホカペカバーがまたグレー。ここ、本当にグレーばっかだ。この背景で撮る写真では、フクがインスタ映えしない。（インスタグラムやってないけどね）

　視点を変えれば、フクは、ソファでは「寝る」か「飼い主を狩る」かのどちらかなので、グレーネコなのに、白黒がはっきりしていると言える。スイッチのオンとオフがパチンパチンと切り替わるネコ。リビングルームにおけるソファ周り、フク的にはグレーゾーンではないわな。(-“-)