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イケスに入れっぱなしにしとくと、そのうち流れてっちゃうので、魚拓にしとけって、サエコポンに言われました。はい、はい、墨汁をべったり塗って、ペタッ、ベタッ。最近不況で、うちの事務所も開店休業状態っすから、半端仕事でもなんでもやりまっせ。
「けつどう」 by MMMさんところで、勘違いの古典に「たいふういっか」っつーのがあるんだそうっすね。最近、掲示板に来る連中が怠惰になりやがって、画像の合成とか全然しないんすけど、そのダジャレ画像だけ、どっかから届いてたっす。他に挿絵もねーことだし、これでもいっちょ貼っとくか。ちょっと、サエコポン、バイト料！ 誤魔化したら咬むよっ！！ ・・・・・ 追加 ・・・・・
「げんじん」「そびと」 by じいさん |
 ちわ〜っす！芸能界におけるビッグな存在をめざすタラっすよ〜。
これまで、デルモから、バレエから、映画出演まで色々チャレンジして来たんすけど、最近ちょっと鳴かず飛ばずだったもんで、ちょっとやさぐれてたとこだったんすよ。そしたら良さげな話を小耳に挟みましてね。北海道在住の有名演出家が新機軸の舞台を企画中で、出演者のオーディションをしてるって話なんすけどね。やっぱ北海道で有名となると、あの「北の国から」のクラモトさんで決まりじゃないっすか？速攻、応募しましたよ。しっかし、応募に写真が必要なのは当然っすけど、「全身写真の横にティッシュ箱縦積み」って指示には、ちっと頭かしげましたわ。ま、天才と呼ばれる人にはそれなりの深い考えがあるに違いないっすから、指示通りの応募写真と履歴書を急送したんす。 来ましたよ〜、採用通知っ。俺様の良さはわかる人にはわかるんすよね〜。ただ、演出家の名前がクラモトじゃなかったのがガックシ。バクガって誰よ？ま、他に仕事ないし、贅沢言ってる場合でないっしょ？さっそく稽古の呼び出しがかかったので、気合入れて出かけましたよ。 やるのは「サーカス的前衛舞踏」っつー話なんすけど、題が「昆布畑で捕まえて」って、ふざけたネーミングなんすよね。誰の思いつきだよ、いったい？ で、まずは出演者との顔合わせ。踊るときに背丈を合わせるのも大事とかで、一匹ずつ比べられたんすけどね、さっそくムカつくヤツ発見っすよ。俺を除いては白地に茶色ってのにロクなんいないすね。俺、キレそうになりながらも、一生懸命我慢したんすよ、ここは一発いい舞台にしたいじゃないっすか？海外公演までするって話なんすよっ。将来はハリウッドスターかもっすよ。内輪揉めしてる場合ちゃいまっせ。    やたらと背伸びが要求される舞台なんで、疲れましたわ。俺ら、根本的に猫背っすからね。あと、演出にパクリが多いような気ぃしました。水を使った場面、シルクの“O”のパクリそのものっすよ。地球儀の上に並んで全員で上空のスペースシャトルを捕まえるってのはちょっと壮大な気がしないでもなかったっすけどぉ。あれはどーすかね、蛇使いの指示で籠から出たり入ったりっつーの？俺、「レッドスネークカモンカモンかよっ」て、心の中で毒づいてましたわ。意外と舞台ウケはよかったっすけどね。一般大衆のレベルってそんなもんすよね。 
東京公演は結構な入りでしたよ。観客席にいるのが、出演者の縁者ばっかのような気もしましたけどね。一応「きゃ〜っ、タラネンコさんだ〜！！」とか聞こえました。「チョモランマ、もっと背伸びーっ！」「ジャックんっ、ホントはあんたが一番デカいはずっ！」とか言うのも聞こえました。客席で爺さんとメガネ女が殴り合ってんの、見ましたけど、あれはなんだったんすかね？俺は俺で、右隣のネズミってヤツとそのまた右のみかんってヤツと殴り合いになりそうでしたけどね。 東京の次には、上海公演があったんすよ〜。ま、小規模なハコでしたけどね、「日本猫雑技団中国初上陸！！」とかデカい横断幕かかってました。わしら、舞踏団じゃなくて雑技団かよってちょっと情けない気もしましたけどね。ま、一応、日の丸背負ってますから、恥ずかしくない舞台にしないとね。横のバカどもと揉めてる場合じゃないっすよ。 客の入りはイマイチでしたわ、上海。アウェイってヤツですかぁ？サポーターがいないと何かとね〜。それでね、演技の途中でね、どうも客がザワついてきて、雲行きが怪しくなってきたんすよ。なんか、俺のこと指さして語気荒くしゃべってんのぉ〜。中国語だから、さ〜っぱりわかんなかったんすけど、言葉の中に「ケージービー」と聞き取れる部分があったんすよ。KGB？ 俺、ヤバいもん感じて、場面転換に紛れて楽屋の窓からトンズラしました。昔から危機管理だけはバッチリっすから〜。劇場の裏でタクシーつかまえて空港行って、カウンターを札びらで叩いて、一番早い成田行きに乗り込みましたわ。いっや〜、焦った〜。 ちょっと気になるんすけど、残りの奴ら、あれから一匹も帰国して来ないんすよ。呑気に中国観光でもしてんすかね？ 昨日、新大久保の駅前でパチンコしてたら、目つきの悪いアジア系のヤツが近づいて来て、「おまえ、タラネンコあるか？これ、読むある」って、新聞の切り抜きを渡したんすよ。「中国ニャン民日報」って、おい、俺、中国語読めね〜つ〜の。
上海発。日本猫雑技団、一月十五日、於上海演芸場公演中、舞台上、観客目撃、元KGB多羅燃虎激似猫。当猫、少量致死的核関連物質所持疑惑有。当局通報直後、多羅燃虎遁走、全売上金所持。高飛噂。公演中止大騒動。団員路頭迷、阿鼻叫喚。噂有、団員中、某国王子存在。旅費立替可能？判明全員貧乏、含王子一家、送金無理。日本政府支援却下。政府高官発言「団員、否日本国民、唯雑種猫也」。 Jan.21 '07
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Tじあさんが、産まれて間もない仔猫を三匹保護した。最初は数時間おきの授乳が必要だった。その様子がライブカメラでネット配信されたので、私も眺めていた。三匹が段ボールの中から上を見上げたなと思ったら、そこにすーっと人の手が伸びてきて、一匹ずつ掬い上げられる。ミルクの時間だ。
   T〜こさんが、通行量の多い道端で啼き叫んでいる仔猫を目にした。親とはぐれたのか捨てられたのか、生後二ヶ月くらいの茶トラは啼きすぎで声がしゃがれている。こんなところにいたら車に轢かれてしまう。T〜こさんは、すでに１０匹いる自宅にそのコを連れて帰った。 Mくさんの家の近くに、６匹の赤ちゃんネコを連れた野良かあさんがいた。一番小柄なそのコは、栄養が行き届いていないようだった。育つかしら、と心配していたら、ある日、そのコが一匹だけ取り残されていた。母ネコは見当たらない。Mくさんは、ガリガリのキジトラを拾い上げた。 お三人様、ありがとうございます。仔猫達に成り代わって御礼申し上げます。今後、皆様が人生の岐路に立たされ、途方にくれることがあったら、天を見上げてみてください。そう、そこにぶら下がっているのは、あなたを救う一本のネコのシッポ・・・・（藁）。
Sept.24 '06
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「むろん」 by 
