海外旅行で何が大変って、私の場合、長距離フライトと時差である。自宅にいても気になることがあると不眠症気味になる面倒なタイプの人間で、飛行機の座席に座ったままでは寝られない。ウトウトくらいはできるが、グッスリはありえない。ろくに眠れないまま、ウンザリするほど飛んで、目的地に到着した段階で、ゾンビーの出来上がり。さらに到着時間が朝だったり昼だったりすると、ホテルでベッドに倒れこむこともかなわず、ゾンビー状態で観光するハメになり、心も身体もヘロヘロになる。

　そんな問題点を解決する海外旅行を思いついた。コタキナバルへは、週に二回マレーシア航空が直行便を出している。フライト時間は５〜６時間。デイ・フライトなので機内で寝る必要なし。しかも日本との時差わずか一時間。では見所は何？調べてみると面白そうなものが色々出てきた。基本はビーチリゾートだが、コタキナバルにはそこそこの大きさの繁華街があるし、ちょっと足を伸ばせば熱帯雨林の自然も味わえる。海沿いにあるリゾートホテルのレベルは高いが、有り難いことにツアー料金は安い。

　コタキナバルのあるボルネオは世界で三番目に大きい島らしい。その中にマレーシアとインドネシアとブルネイの三つの国が存在している。で、島の北側、マレーシアのサバ州の州都がコタキナバルだ。さっそくマレーシアのガイドブックを買ってきたが、クアラルンプールとかペナンとか、他のとこの説明ばかりで、コタキナバル情報は数ページしかない。それだけ日本人にとってはマイナーな旅行地なのだと思う。私は情報を主にネットで調べることにした。役にたったのは現地在住日本人カップルの運営しているサイト、「豊と彩のサマサマ日記」だった。運営者の人柄が伺われるきちんとした作りで、たとえば「○○というレストランがおいしいです」という記事に「○○は閉店しました」と追記がされていたりする。このサイトを参考に実際に旅行した人の書き込みもたくさんあって参考になった。

　さて、これからぼちぼち、コタキナバル旅行記サエコポン版を書くわけだが、読んでいる人のお楽しみとして、今回思いついたクイズは、題して「コタキナバル・ビフォー＆アフター」。出発前に計った私の体重と、帰ったときの体重の差を、例えば「＋１．３５キロ」とか「−０．７０キロ」のように、掲示板上でベットしてね。旅行記の最後で出す答えにインチキはなしですが、「差」しか言いません。体重そのものは白状しないからねっ。一番近い数字を出した方に、お土産出るある。誰かが先に書いた数字書くはダメある。テレマカシ〜。