二日目、ゆっくり朝ごはんを食べ、朝風呂に入ってから、１０時半頃に出発し、河津に向かう。 一時間くらいのドライブ。河津桜の開花には少し早いだろうと思っていたのに、暖冬なのでしっかり咲いていた。 満開と言ってもいい。河津桜は最も早く咲く桜で、ソメイヨシノよりピンク色が濃い。 早咲きゆえに、菜の花と同時開花しており、 ピンクと黄色の組み合わせが艶やかだった。河津川沿い４キロにずらりと桜。普通の民家の軒先にも桜。

　河津桜祭りは人出が多く、 出店も賑わっていた。産直の野菜や果物を購入した。それにしても、どこからも中国語が聞こえない。 観光客がほぼオール日本人というのは久しぶりだ。

　 　しばらく歩いてから、この辺りで捕れたらしいお魚を取り合わせた海鮮丼を食べた。

　帰り道すがらに、「河津七滝」（かわづななたる）があるので、ちょっと寄ってみようという話になった。 七つの滝をすべて踏破するのは大変だから、駐車場に近い三つくらいを歩いてはどうかと言いつつ、 駐車場そばの茶屋でイチゴパフェを食した。 普通のイチゴパフェだと入れ物の下の方はイチゴ以外の物でかさ上げされているものだが、 ここの店では下までイチゴが入っている。 素晴らしい。お客が列を成していた。

　さ〜て、「大滝」から歩こうか。この石段を下りるのね。 下りるってことは登りが発生するってことよね。あら、ずいぶん下りるのね。 ブツブツ言いながら滝見台に到着。大滝は落差３０メートルで迫力抜群だった。ドドドドド。

　ここから隣の「出合滝」へはこのまま川辺を歩いて行くのかしら？え？一度上の道路に戻らないといけない？階段上って、 またどっかから下るってこと？

　 「うむ。これを持って河津七滝は見たことにしよう」
「よし、見た！」

　七つを端折って三つにする予定が、更に一つに省略されたが、 我々の観光はだいたいこんな感じなのであった。

　車に戻り一路東京へ。途中で渋滞にはまったりしつつ、ＰＡで再び富士山を見たりしつつ、河津から４時間ほどかけて帰宅した。

「フッちゃーん、ただいま〜」

　フクはシッター役の電気屋Ｔさんに可愛がってもらっていたので、 飼い主が戻ったことへの感動が薄い。ま、一泊二日だからね。 来月、四泊五日を予定してるから、そこんとこ宜しく♪

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