美瑛を出て、層雲峡に向かった。富良野や美瑛から見ると山を挟んだ向こう側。 大雪山系をぶち抜くトンネルがこの辺りには無いため、一旦旭川市方面に走ってから３９号に進むことになる。 大回りだが、所要時間は二時間ちょっとでオッケー。

　層雲峡は石狩川の両岸を成す柱状節理の崖である。 そそり立つ壁の間を走って層雲峡温泉へ。予約してあったのは大規模な温泉旅館であった。 ロープウェイ乗り場が近かったが、しょぼ降る雨では上に登っても展望は臨めないので割愛。 チェックインすると、ロビーには中国からの団体客がいて賑やかなことであった。

　 露天風呂などを楽しんで、お食事処で夕食を食べて、畳の部屋で就寝の旅館ステイ。 ぬるいお刺身の上にラップがかけてあるとか、 お品書きに「冷製パスタ」と書いてあるものは実はスパゲッティのケチャップ和えだとか、 夜中に廊下から大音量の中国語会話が聞こえるとか、・・・思うことはいくつかあるが、 昨日の宿とは料金が違うし、ま、こんなものかね〜。

　

　従業員さんは皆親切で、玉ねぎの丸焼きホワイトソースかけがとても美味しかった。 東京で食べる玉ねぎと何が違うのか、北海道に来てからは妙に玉ねぎに感動しているのであった。 北海道限定のサッポロクラシックを本日もいただいた。プハーッ。

　あ。明日の天気予報も「雨」と出ている。(-"-)

　さて、７月２０日、今日が旅行の最終日である。まだ雨は降リ始めていない。 朝ごはんの後、まず「銀河の滝」と「流星の滝」を見に行く。結構な落差の美しい滝である。 二つの滝が近くて夫婦滝とも呼ばれているようだ。有名観光スポットなのでそれなりに人も多い。 それにしても石を見ると積むね、絶対。

　

　それから、景勝地として知られる「大函」（おおばこ）に寄った。 そびえる屏風のような渓谷を川辺から見ることができる。が、つい先だって宮崎県で高千穂峡を見た身なので、 ちょっと感動が薄い私であった。そこにいた観光客が我々を含めて五人だけであったということも何事かを物語る。 層雲峡終了。さ〜て、旭川に向かおう。雲がたれこめているが、降ってはいない。このまま降るな。

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