June.3,'21 ＬＯＳＴ　ＳＰＲＩＮＧ　2021 　最初に来たのが、ピンクっぽい紫のチューリップだった。花首がほぼ九十度曲がっている。それからアリウムというネギ坊主のような 集合花が加わり、先生のお庭からヘレボレス（クリスマスローズとも呼ばれる）を二種類いただいた。他にも花材はあったのだけれど、 ちょっと食指が動かなくて、 私は独自にベランダにあったフランネルフラワーをあしらい、 更にマンションの緑地帯からシャガをいただいてきた。 これらをちょっとずつ組み合わせていこう。 　 　 モデル ↓ 　 　　 　　 　全体をオーバルにして、花を点在させ、シャガの葉とフランネルフラワーで形をまとめた。 シャガの葉は力強く、フランネルフラワーの葉は青っぽくてふんわりしている。 このところ、花や葉の密度がジャングル的になりがちだと自覚している。これ、個性と言っていいのかしらね？ タイトルとしたLOST SPRING 2021は、昨年と同様、コロナ騒動のせいで やっぱり春がどこにいったかわからないという意味でつけた。 作品「ＬＯＳＴ　ＳＰＲＩＮＧ　２０２１」 ↓ 　一部拡大 ↓ 　葛藤の多い日々であるが、絵を描いている時間は没頭できるのが幸いだと、いつも思う。

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