BOTANICAL ART
クワズイモ アンスリウムを描けば、花は成功で葉が失敗。キキョウを描けば、花が失敗で葉が成功。全体としてはどうも納得のいくことにならない。そこで、自由課題中ではあるし、次には「葉だけ」というのを描いて見みることにした。 モデルは安直に、私の机の上にあった観葉植物で、出身がダイソー。クワズイモというラベルがついていた。食わず芋ということなのかな？イモなのだけど、食用ではないという意味かな？ 調べてみたらやはりそうだった。サトイモ科に属するが、シュウ酸カルシウムを含むので食べられない。大きく成長するようだが、うちのはさすが１００円だっただけあり、身長１８センチほどで、葉っぱは二枚しかない。その葉は、同じくサトイモ科のアンスリウムに似ている。ツルンとしたハート型で、少し波打っている。脹らんだ根元がイモっぽい。
 これは自宅で勝手に描いたので、ほとんど先生の指導は入っていない。「ここはもう少し濃く」くらいのアドバイスをもらっただけ。小ぶりだし、単純なフォルムなので、製作時間も短かった。
 あまり突っ込みどころのない出来上がりだと思う。葉っぱに当たる光がうまく表現できて、波打った感じが出た。表葉と裏葉の違いもオッケー。根元のイモっぽい部分は、実物はもっと色が濃いのだが、塗りを濃くするとディテールがわからなくなるのでこのくらいにしてみた。茶色いガサガサした表皮が少し裂けて、中の緑色が縞模様に顔を出している。ふむ。 アンスリウムの葉の時に、塗り重ねすぎてツヤ感が出なかった失敗へのリベンジができたかもしれない。
 花が無いのは楽だ。問題は、葉っぱ二枚では作品としての華やかさが無く、「これ、絵としてどうなのよ？」という点だ。失敗はしてないが、成功もしとらん。ま、練習ということで。
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