BOTANICAL ART

その三十七

July.26 '17

三本のシャクヤク


   5月にスーパーの花売り場でシャクヤクを見つけた。まだツボミだったが、買って帰って咲くのを待った。やがて濃いピンクの一重の花が咲いた。大きくて派手でいいなあ、シャクヤク。とりあえず描いてみよう。

   

モデル1

  次に、ホームセンターの入り口で、薄いピンクのシャクヤクを発見!これは八重で、花びらの先に少しだけ紅を刺したような濃いピンクが見える。

 ラベルがついていたので、さて、種類は何だろうと見てみたら、「花」と書いてあった。・・・ええ、これが花なのは私にもわかります。この店の切り花には、ラベル的には二種類しかなかったのだった。「仏花」と「花」。ジャンル分けが大きすぎであろう。  

 

モデル2

  あと一つ、違う種類のシャクヤクがほしくて、あちこちを見ていたら、近所の花屋さんにあったのが、白!これは先の薄ピンクと同様に、八重咲きで、花びらの先にわずかな紅色がついていた。美しい花びらの重なりが、ウエディングドレスのよう。

 

モデル3

 この三本を、堂々の三角配置で描いた。    

作品 「三本のシャクヤク」

 右のシャクヤクだけピンクが濃くて力強く、あと二つは薄い色なので、少々負けた感じに見える。三角に置いたのに、三つの色バランスが三等分にならないところが難点だ。白を力強く描こうと塗り込むと汚いことになるし。

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 こういうパッとした花は以前から描いてみたかったので、結構ワクワクした。来年の5月にまたシャクヤクが店頭に出たら、今度は違う配置で描いてみたい。

 

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