Oct.26 '16 リボンのついたバラ（ピンク） 　「次回はリボンを持って来てください」 　「へっ？」 　ボタニカルアートに人工物は描かないのが基本だが、ブーケのクラスでは何でもありのようだ。 　家に帰って物置を探すものの、めぼしいリボンがなかったので、ネットのリボン屋さんから何本か取り寄せた。チェックやストライプのリボンに惹かれたが、私の技量ではうまく表現できないだろうと思い、単色でリバーシブルというのを描いてみることにした。ピンクとブルーが裏表になっていて、光沢がある。私はリボン結びがまたヘタクソなので、これは結び方の動画を見ながらやってみた二重結びである。 　　 　 リボンのモデル ↓ 　バラは大輪のピンクで、イヴ・ピアッチェという名前だそうだ。クオーター咲きで、花びらの中心が四つある複雑な形状をしている。表の大きな花びらには花脈が見える。 　 バラのモデル ↓ 　 　実際にモデルのバラにリボンをくくり付けたわけではなく、バラはバラ、リボンはリボンを見ながら描いて、画面上で一緒にした。花が派手だったので、派手なリボンが似合ったように思う。 　 　　 　 リボンのついたバラ（ピンク） ↓ 　バラはややこしい花だが、このややこしさを楽しめるようになった。花びらが重なっていくところを塗りわけるのは、ツボにはまると無我の境地になれる。 　　 バラのアップ ↓ 　リボンの青に入る光沢が難しかった。ツヤツヤする感じを出すのにホワイトを練りこむよう先生に言われ、指導してもらったのだが、まだ研鑽が必要な結果。 　 リボンのアップ ↓ 　 　透明水彩で、植物以外の物を描いたのは初めてである。先生は「何でも描けますよ」とおっしゃるが、対象物が違うとかなり戸惑う。そのチャレンジが面白い。 　調子に乗って、次に派手でないバラとリボンも描いた。（続く）

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