BOTANICAL ART
スタート ボタニカルアートとは実物に忠実な植物細密画のことで、そもそもはカメラのない時代に生まれた記録手段であったという。大航海時代、絵描きを乗せた帆船は海を越え、遥かなる地の植物が紙に描かれてヨーロッパに紹介されたらしい。その絵が非常に美しいことから、標本的な意味を越え、壁に飾られるようになり、今ではアートの一ジャンルとして定着している。 そもそも絵を描くことが好きな私は、絵筆を持つというアナログなやり方で、好きな植物を描きたかった。で、入りました、「ボタニカルアート・基礎クラス」＠某デパートのカルチャースクール。 最初、先生はスケッチブックに鉛筆で小さい長方形をたくさん描くように指示。その後「ぼかし」というテクニックを習得するために、水彩絵の具を用いてその長方形内をグラデーションで塗ってくださいということで、私のスケッチブック上に見本を作った。 「筆を二本使い、絵の具をつけた筆で長方形の上の方を塗り、それから、下に向けて水だけをつけた筆で色を伸ばしていきます。こういう感じです。水が多すぎると、このように滲んでしまいます」
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