Nov.11,'25 Flowers from Many Seasons 　そもそもは２０２４年の１１月だった。駅ナカの花屋で ダリア二本とキク一本にユーカリの葉をあしらった花束を買ったところで構想が始まった。 大振りの花と小花をギュッとひとつにまとめてリボンでくくろう！ 最初のモデル ↓ 　 　それらを描きながら、さらに花を加えようと思っているうちに、 なかなかコレといった出会いがないままに 月日が流れ、その間、 別紙に違う花を描いたり、嫌になって途中やめにしたりしながら、 花屋の前を通るたびに追加する花材を探していた。 　そして翌年春、グラデーションの美しいルリトラノオと 白いオオニソガラムを見つけ、 初夏になってブルーベリーに出会った。 紙の上でそれらをアレンジしていたら、 先生に「季節が違いますね」と指摘された。 　そうだった。季節感というものをすっぱり忘れていた。 秋の花と春の花と初夏の実を一緒にまとめてはいけない。 リアルを追求することが本分の植物画として、 あってはいかんことだった。 　が、もう描いちゃったものは描いちゃったので、タイトルで誤魔化す。 「様々な季節より」みたいなお題で開き直ることにしよう。 追加のモデル ↓ 　 　 　最後に青とピンクが裏表になっている派手なリボンでくくった。 描き終わったら２０２５年の１１月になっていた。 長期に渡る制作であった。 作品「Flowers from Many Seasons」 ↓

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